骨粗しょう症外来

骨折しやすくなる骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、さまざまな原因によって骨がスカスカになり、「骨折しやすくなる」病気です。手をついただけで・大きなくしゃみをしただけで骨折する、気づかないうちに背骨を骨折する（圧迫骨折）といった事態を招きます。
先述の通り自覚症状に乏しいことから、気づいた時にはかなり進行していた、実際に骨折をして初めて気づくといったケースが多くなります。
骨折した場合、治療期間に患部の安静を保つことで筋力が低下したり、可動域が減少したりといった問題も起こります。特にご高齢の方の場合、骨粗しょう症を原因とする骨折をきっかけに、寝たきりになってしまうということもあります。直接的に命にかかわる病気ではありませんが、このようにQOLを大きく低下させてしまう、場合によっては健康寿命を短くさせてしまうのが、骨粗しょう症です。

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症は、初期症状の乏しい病気です。以下のような症状がある場合、骨粗しょう症がかなり進行している可能性があります。

• 20代の頃より身長が4cm以上縮んだ
• 背中、腰が曲がっている
• 重い物を持った時の背中や腰の痛み
• 歩行中の転倒、手をつく、大きなくしゃみをする程度の衝撃による骨折
• 息切れ、便秘、胸やけ

骨粗しょう症の検査

問診では、症状、既往歴・家族歴、服用中の薬などをお伺いします。
その上で、血液検査、レントゲン検査、骨密度検査などを行い、診断します。
当院では、腰椎大腿骨の骨密度を測定するDXA法により、精度の高い診断をいたします。